8月予想の結果

8月は「①1ドルが112円を超えることがある。②108円を切ることはない。」と予想していましたので、①は不正解、②は正解でした。

【何故②が正解だったのか(1ドルが108円を切らなかったのか)】

ドル円相場は、

1.円(/自国通貨)を売ってドルを買う人が増えるか?

2.ドル(/自国通貨)を売って円を買う人が増えるか?

で決まりますので、以下の表のとおり、分析し、円安を予想していました。

予想は概ね正解で、108円を切ることはありませんでした。(予想した時点で1ドル109円台でしたので、良かったです。)

【何故①が不正解だったのか(1ドルが112円を超えなかったのか)】

上記のとおり、円安方向という予想は当たったのですが、米国金利が上昇せず、112円は超えませんでした。

予想した時点では、米国のコロナ対策が上手くいっていて、経済回復が本格化するものと思っていました。これほど変異株が流行するとは思っていませんでした。

また、欧州でもコロナ対策が進み、ユーロが強くなり、円ではなくユーロが買われ、円安が進む展開を予想していました。これも予想外でした。

アフガニスタンも予想外でしたが、こうやって振り返ると、やはりコロナの再流行が予想が外れた要因と思います。

9月も基本的には円安と思いますが、もう少し詳しい予想を後ほどアップします。

 

予想

結果

 

1ドルが112円を超えることがある。108円を切ることはない。

 

     1ドルが112円を超えることはありませんでした。その一方で、108円も切りませんでした。

上記予想に至った理由

     円(/自国通貨)を売ってドルを買う人が増え、②ドル(/自国通貨)を売って円を買う人が増えないから。

 

     円(/自国通貨)を売ってドルを買う人が増えると考えた理由

雇用統計の改善:雇用給付金(働かなかった場合に貰えるお金)の給付がそろそろ切れること、アメリカの新学期が始まる前に仕事を見つけようとする人が増えるであろうことから、改善を予想します。

〇 これは正解でした。

 

金利の上昇:ジャクソンホールは米国の着実な回復を印象付けるものになると思います。例えば、テーパリングに向けた具体的な計画が示されるとか。その他物価指数等も着実に改善し、金利も上昇すると予想します。

     ジャクソンホールでパウエル議長の「年内にテーパリングを開始する」という講演がありました。その一方で、金利は予想程上がりませんでした。

 

米国株もしくは米国債が買われる:景気が順調に回復すれば米国株が、もしデルタ株で景気回復が遅れれば米国債が買われるものと予想します。

〇 米国株の上昇はすごいですね。

     ドル(/自国通貨)を売って円を買う人が増えないと考えた理由。

新型ウイルス感染者増:オリンピック期間中に顕著な増加があったことが明らかになると予想します。

〇 残念ながら正解でした。

 

政治不信増:オリンピックに参加された選手には心から拍手するものの、開催に至る経緯と感染者増を考えると政治家は許せない、というのが大勢の方の感覚ではないでしょうか。支持率が下がるものと予想します。

〇 こちらも正解。

 

日本株:上記の結果、なかなか外国人投資家が日本株に戻ってこないと予想します。

〇 こちらも正解。

 

ユーロ:欧州で感染が増えれば、ドルが下がった際に、ユーロではなく円が買われる、という可能性はあると思います。とはいえ、残念ながら、欧州と日本を比べると、やはり欧州の方がコロナ対応が先行しているように思いますので、この可能性は低いと思います。

× これは不正解でした。欧州の方がワクチン接種は進んでいますが、それでも変異株が流行してしまいました。

 

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